日本人写真家6人の日常に迫ったドキュメント映画『TRACES OF A DIARY - 日記をたどる』の特別上映会が、6月29日から7月1日まで東京・原宿のヴァカント(VACANT)にて開催される。同作は、ポルトガル人アーティストのアンドレ・プリンシペ(Andre Principe)とマルコ・マルティンス(Marco Martins)が、森山大道、荒木経惟、中平卓馬、ヒロミックス、梶井松陰、吉行耕平ら6人の日本人写真家の日常を追ったドキュメント映画。ロシア・ソ連時代に作られたレンジファインダーカメラ「クラスノゴルスク3」を使用し、シナリオを設けずに偶発性を取り込みながら写真家たちの日常を記録した。約1年半かけて行われた撮影を通じて、日本人写真家たちのイメージの制作プロセスやストーリーテリング、日記式表現の本質を追求。時には記録者自らが映像に映り込み、写真家らと会話を交わすなどしており、まるで道中記のような記録映像作品となっている。なお、会場では映画上映の他、同作の撮影時にアンドレ・プリンシペが撮りためた作品から作られた写真集『TOKYO DIARIES』をはじめ、その他出演作家の関連書籍などを販売。