2016年9月22日 15:00
ロンドンの若きガーデナー兄弟が語るランドスケープデザイン【Our Favorite LONDON vol.3】
ビジネスをするために、ロンドンを拠点にしたことは正解だったと感じています。ーーそんな中で手掛けた大きなプロジェクトのひとつ。昨年サーチギャラリーで行われた、シャネルの展覧会について教えてもらえますか?デイヴィッド:これまで手掛けたプロジェクトの中で最高の経験でした。ハリー:ロンドンで手掛けた最初のプロジェクトでもあったんですよ。ーーそれはすごいプレッシャーでしたね。ハリー:(笑)そう、最初から最後までまったく気が抜けませんでした。シャネルのために庭を作る機会に恵まれるなんて、そうあることじゃないですからね。歴史あるハイエンドなブランドにふさわしい、美しいものを生み出さなければいけないという想いに加えて、都合で制作にあまり時間を掛けることができなかったんです。
ーー作品自体のアイデアはどのように構築していったのですか?完璧な世界観を持つファッションブランドと、リッチ・ランドスケープスの自然を活かすガーデニングのスタイルのマッチングはユニークに感じました。デイヴィッド:まず、プロジェクトに取り掛かる前にシャネルについてリサーチをしました。ココ・シャネル(Coco Chanel)の最大のテーマは、女性そしてそのファッションの解放です。