厚さ1.80mmという驚くべき数値。ブルガリ新作「オクト フィニッシモ ウルトラ」発表
この薄さを実現するためには、ゼロからすべてを作り直し、革新的な解決策を見出さなければなりません。そして8件の特許出願を行いました。この道なき道への挑戦には、ジュウ渓谷とヌーシャテルにあるブルガリの技術チームと、ラ・ショー・ド・フォンに位置する革新的なムーブメント開発のスペシャリストチームとの3年におよぶ研究開発を要しました。「オクト フィニッシモ ウルトラ」は、こうして世界最薄の機械式時計を作るために立ちはだかった多くの課題に打ち勝ち、築き上げたさまざまな技術の結晶です。どのようなことが今後起ころうとも、このウォッチが現代のオートオルロジュリーの歴史に名を残すことは間違いありません。
短距離走者が100分の1秒を縮めるために並々ならぬ努力をするように、新記録への挑戦は常に自分を超えていかなければなりません。同じように、ウォッチの厚みを1ミリ、2ミリと薄くするには、極めて独創的な手法を駆使することが求められます。そのため、「オクト フィニッシモ ウルトラ」ではケースバックをメインプレートとして使用し、そこに170個の部品からなるBVL180キャリバーを組み込んだ構造になっています。
ブレスレットのリンクのボリュームも全面的に見直す必要がありました。