ミルフイユが七変化で登場!クリスマスからバレンタインまで、フレデリック・カッセルの新作発表会をレポート
Photo by Yuko Kitamoto (c) FASHION HEADLINE
フランスフォンテーヌブローを拠点に、世界中で活躍するパティシエ&ショコラティエ「フレデリック・カッセル」が10月4日、新作発表会を開催。本発表会では2016年のクリスマスから2017年のバレンタインまでの新作コレクションを初めて披露した。月替わりで新作を提案する「インスピレーション」の秋冬コレクションでは、フレデリック・カッセルを代表する「ミルフイユ・フィンガー」や「マカロン」、「サントノーレ」、そしてフレデリック・カッセルでは初めてのメレンゲのプティガトー「プティ・メルヴェイユ」が登場。いずれも一口ですべての味わいを感じられるように、フォークで食べるにはデリケートなミルフイユも手でつまめるサイズに、メルヴェイユも一口サイズに仕立てられている。この4つのラインナップで、月ごとにテーマとなる食材からインスパイアされた内容となっている。10月はアグリューム(柑橘)、11月はキャラメル、12月はクリスマスシーズンのためお休みとなり、年が明けた1月はマロン、2月はショコラ、3月はカフェと続く。2017年版のガレット・デ・ロワでは、毎年変わるフェーブにフランス人彫刻家のフランソワ=グザヴィエ・ラランヌの作品を採用。これはカッセル氏との家族ぐるみの親交から実現したという。
ラランヌの作品として代表的な羊は2種類、全5種類のいずれかと王冠がセットになっている。2017年度は定番の「トラディショネル」のほか、毎年限定で発売されるもうひとつは「キャラメル・ポム」。さらにインスピレーションに続き、ガレット・デ・ロワにも「ミルフイユ」が登場。ラランヌへのオマージュとして、彼が愛したラムのジュレが入っている。2016年にはフランス経済財務産業省がフランスで伝統工芸を伝承・推進する、優れた工業・手工業の企業に対して認定される「EPV(無形文化財企業)」を授与された。これはエルメスやバカラが過去に受賞しており、カッセル氏は「私たちにいただけたことは大変名誉だと思っています」と語った。発表会の会場ではデュヴァル=ルロワ社による協賛でシャンパーニュもふるまわれた。
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