くらし情報『渋谷ヒカリエで陶芸家・藤田匠平による展覧会「壁のポッツ」開催、“使う”陶器と“見る”陶器』

2016年10月10日 13:00

渋谷ヒカリエで陶芸家・藤田匠平による展覧会「壁のポッツ」開催、“使う”陶器と“見る”陶器

生物無生物茶碗Living Things-Lifeless Things Tea Bowl 2016ceramich. 8.3 × φ 9.2 cm

(c) Shohei Fujita


陶芸家の藤田匠平による展覧会「壁のポッツ」が、10月12日から11月3日まで渋谷ヒカリエ内の8/ ART GALLERY/ Tomio Koyama Galleryにて開催される。藤田匠平は、陶芸家の山野千里とスナ・フジタというユニット名で制作を行う陶芸家。東京、京都、大阪、三重など各地で個展も多数開催している。何層にも重ねた釉薬を長時間かけて削るという独特の技法を用いた、すりガラスのような滑らかな手触りと艶やかな色味が作品の特徴。また、なめらかな質感や果実のような丸みを帯びたフォルムの小さな花瓶や壷のシリーズ「石果(せっか)」なども展開している。同シリーズは波に削られて丸くなったガラス片の触感などから着想を得たもので、手の中で触りたくなるような美しい曲線が特徴の作品となっている。今回開催される展覧会「壁のポッツ」では、人々が普段何気なく“使うもの”と“見るもの”に分けて陶器を購入したり鑑賞したりしていることにスポットを当て、このインテリアと実用的なものの境界をさらに曖昧にする。「例えば、ふと気づくとさっきまで絵画のように壁に掛けられていた皿に料理が盛られていたり、また、花瓶などは時として花も生けられる彫刻作品の様に捉えることも可能なのではないか」

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