【4days in Paris】DAY 3:映画ヒロイン気分でモンマルトルの丘を散策
Photo by ELIE INOUE
時代を嗅き分けながら、独自の変貌を続けるパリ。「去る者追わず、来る者選ぶ」な姿勢のこの街は、新しいトレンドを柔軟に受け入れながら、古き良きノスタルジックも決して忘れない。「4days in Paris」では、ファッション、食、芸術、文化に触れられるパリでの過ごし方を、現地在住のライターELIE INOUEがご紹介!>>【4days in Paris】DAY 1:行く度に新しい出会いがある、最新トレンド発信地マレへ戻る。>>【4days in Paris】DAY 2:芸術と文化の交差点サンジェルマン・デ・プレで感性を磨くへ戻る。◇DAY3AM10:00@FRENCHIE TO GO予約の取れない人気店のシェフとしてパリで有名な、グレゴリー・マルシャン(Gregory Marchand)がオープンさせたフレンチ・トゥ・ゴー(FRENCHIE TO GO)は、地元民に大人気のテイクアウトメインのお店(中にイートインスペースもあるが、人気で席が埋まっていることもしばしば)。バーガーやホットドッグといったジャンクフードメニューが中心のガッツリ系!でも、良質な肉のおかげか、脂もしつこくなく、もたれずペロリと平らげられてしまう。イケメンのシェフや店員さんもちゃっかりチェックしておこう(笑)。AM12:00@Montmartreパリの下町、モンマルトルの丘は石畳の小道や緑豊かなエリアで、どこか南フランスの小さな村のような、温かい雰囲気が漂う場所。
映画「アメリ」の舞台になったことでも有名。パリで一番高いのがモンマルトルの丘で、頂上にあるサンクレール寺院からはパリが一望できる。画家の絵を眺めたりショップに立ち寄ったり、地図を広げず自ら小道に迷い込むのも楽しみ方の一つ。画家やギャルソンは昔からここに暮らすと言われていて、生活を根ざした生粋のパリジャンたちが多く、人間観察しているだけでも面白い。独立主義と呼ばれる彼等は、良くも悪くも周りの意見や世間の評価は気にせず、自分の心に従って行動をする。言いたいことはズバズバと主張するし、機嫌の悪い時はお客に対してもそっけない態度。気分屋同士のため衝突は多く問題も発生するが、執念深くはないので翌日にはケロッとしていたりもする。相手の気持ちを尊重し、空気を察する事が重要な日本人とは対照的に、いかに素直で飾らない姿でいられるかに価値を置き、包み隠さなず本音で語り合うことが重要。
初対面で親切さを感じることは少ないが、フィーリングや価値観が合うと分かれば情深く、寛大な心で受け入れてくれる。時間の流れもゆったりと、何にも縛られない彼らの生き方や価値観が、東京のそれとは似ても似つかず、なんだか人生や生き方について考えさせられる。フランス人らしく哲学について考えたりしちゃいながらも、優雅にリラックスしてモンマルトルを楽しんで!AM5:00@Grand Trainかつて地下鉄や列車の車庫として使われていた、市が保有する敷地をリノベーションし、バーやレストランが多く並ぶヒップな施設へと変貌を遂げたグランド・トレイン(Grand Train)が、今年の夏にオープン。音楽イベントも多く開催され、今一番hotな場所として多くの地元紙に取り上げられている。このように、市が保有していた敷地を開放し、一般向けの施設に変えるという取り組みはフランスの法律上これまで困難なことだった。しかし労働党による新しい法律によりグランド・トレインを作り出すことができ、予想以上の盛況ぶりに、「政府レベルで大きな影響を与えた」と言われている。まさに、パリの新しい波を肌で感じられる場所。>>【4days in Paris】DAY 4:街全体がオフモードの日曜日は、存分に市場を楽しむへ進む。
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