アウトサイダー・アートの旗手アドルフ・ヴェルフリの日本初、大規模個展が開催!
近年注目のジャンルであるアウトサイダー・アートを代表する伝説的芸術家のアドルフ・ヴェルフリによる日本初の大規模な個展「アドルフ・ヴェルフリ 二萬五千頁の王国」が、17年1月11日から2月26日まで兵庫県立美術館にて開催される。アドルフ・ヴェルフリは、スイスの首都であるベルン近郊の貧しい家庭に生まれ、その約30年後にヴァルダウ精神病院に収容された芸術家。病院内でドローイング作品を描き始めると、『ゆりかごから墓場まで』、『地理と代数のノート』、『葬送行進曲』など多くの物語を生み出した。そうした作品は全45冊、2万5,000ページにものぼり、類を見ない驚異的な表現で描き出される奇想天外な物語で人々を圧倒した。アドルフ・ヴェルフリ財団の全面的な協力のもとに開催される同展では、ヴェルフリの中でも最大級の4メートルを超える作品をはじめとした全74点の作品を展示。新聞用紙に鉛筆で描いた初期の作品から、全9冊・2,970ページに及ぶ初の叙事詩、ヴェルフリが自らに向けたレクイエムとも言われる「葬送行進曲」、日銭稼ぎのためにクレヨンで一枚ずつ独立したシートに描いたという「ブロード・クンスト」まで、門外不出とされてきた第一級のヴェルフリ作品が来日する貴重な機会となっている。なお、同展は兵庫県立美術館での開催後、名古屋、東京でも開催される予定だ。【イベント情報】「アドルフ・ヴェルフリ 二萬五千頁の王国」会場:兵庫県立美術館住所:兵庫県神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1会期:17年1月11日~2月26日時間:10:00~18:00(金・土曜日は20:00まで、入場は閉館の30分前まで)料金:一般1,400円(1,200円)、大学生1,000円(800円)、高校生・65歳以上700円(600円)、中学生以下無料※()内は前売・団体料金休館日:月曜日
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