枯山水や落日の“情景パフェ”、町田の中野屋で記憶を刺激する新たな食体験【パフェの名店_06】
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町田駅からにぎやかな商店街を5分程歩いた場所にあるカフェ中野屋は“パフェ好きの聖地”として様々なメディアに取り上げられている超有名店です。口コミ記事やテレビ番組では、フルーツをブーケのように盛りつけたパフェやエディブルフラワーが散りばめられたパフェが紹介されていて、その尋常ではないクオリティーの高さに期待は高まるばかり。常時8種程のパフェと創作うどんを提供する、一風変わった組み合わせも気になります。落ち着いた雰囲気の店内には、長文のパフェの名前が羅列されたメニュー看板が置かれているのみで、写真が見当たりません。どれを選べば事前に画像で見ていたパフェが出てくるのかと悶々としていると、「お客さんには、まずメニューの字面からどんなパフェなのかを想像していただきたいので、写真はあえて載せていないんです。その想像を超える自信があるものだけを提供していますから」と語るのは店主の森郁磨さん。“パフェを写真に撮りSNSにあげたら満足”ではなく、パフェの創作を一つの食体験として突き詰めている森さんの言葉にハッとしました。カフェ中野屋のパフェメニュー桜の木の台座に乗って登場したのは「丹波黒豆のモンブラン」こと、通称「落日」パフェ。
富士山に見立ててこんもりと盛られた丹波の黒豆餡、地底部分には柚子アイス、きなこアイス、白玉とパリパリに焼いたクレープが配置され、ラズベリーのマカロンで作られた紅い夕陽、富士の裾野に広がる樹海は抹茶のガトーショコラで再現されています。「落日」こと「丹波黒豆のモンブラン」続いて運ばれてきたのは、フラットな長方形のお皿に“ある景色”が再現されたもの。龍安寺の石庭を彷彿とさせる「枯山水」(税込1,728円)パフェは、きなこアイス、京番茶の香りを移したホワイトチョコレートのガナッシュ、さくさくのメレンゲ、シュトロイゼル(シナモンクッキー)とティラミスで構成されたパフェです。どちらのパフェも、食べる箇所によって食感と味の混ざり具合が変化するため、食べ進めるごとに新しい発見と感動があり、飽きることはありません。美しい「枯山水」「あんこや抹茶を使わずに“和”を表現するにはどうしたらいいかを考えて思いついたのが、10年前に作ったわらび餅と白玉のパフェでした。それ以来、うちの店らしさを追求するうちに、量や盛り付け、フルーツのカットの仕方などが進化していき、自分の体験した思い出の場面や一瞬の情景をパフェで表現するようになったんです」と森さん。過去に人気の出たメニューでも、アイデアが浮かぶ度に変化を加えるため、同じパフェを出すことはほとんどないのだそう。「町田までパフェを食べに来ていただくには、発想の工夫やインパクトがないとお客さんは納得しないでしょう。
今までの経験でおいしかった組み合わせを試して、いかに新しい形で提供するかを常に考えています」と穏やかながら、確かな口調で語り続けます。中野屋の魅力はパフェだけではなく、創作うどんも絶品です。ランチタイムは、うどんと一緒にパフェを頼むと200円引きになる嬉しいサービスもあるので、ぜひお試しを。お店の壁に貼られた「一パフェ入魂」の文字からは、パフェに懸ける森さんの情熱が溢れるほどに伝わってきました。思い出を刺激する“情景パフェ”を、まっさらな気持ちで味わってみてください。【店舗情報】カフェ中野屋住所:東京都町田市原町田4-11-6 中野屋新館1F電話:非掲載時間:11:00~なくなり次第終了定休日:水曜>> 特集【パフェの名店】を見る
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