2017年2月7日 21:30
コム デ ギャルソン・シャツ、“シャツ”をキャンバスにアートを描く【2017-18秋冬メンズ】
川久保玲によるコム デ ギャルソン・シャツ(COMME des GARCONS SHIRT)が、ヴァンドーム広場のショールームを会場に2017-18年秋冬コレクションのショーを開催した。パイピングやアップリケ、刺繍などで顔を描いたシリーズでスタート。ユーモラスでナイーヴな雰囲気は、前日に発表されたコム デ ギャルソン・オム プリュス(COMME des GARCONS HOMME PLUS)のコレクションと相通じる。ジャカードで顔を描いたニットプルも中盤に登場。一見迷彩柄のように見えるポップな水彩画風のプリントのシャツのシリーズでは、ピンストライプと組み合わせたものや、壁紙のようなフローラルプリント地をスリーブに配したものが見られた。前後の身頃の丈が違うシャツのシリーズでは、前身頃が二重になったものや、Tシャツ身頃になっているものなど、ストリートウェア的解釈を見せる。サーフボードのようなモチーフをアップリケしたシャツは、どことなく享楽的なイメージ。ペイズリーやフラネルなど、様々な素材をパッチワークしたシャツには、グラフィカルでポップなジャカードカーディガンをコーディネート。
コム デ ギャルソン・シャツ ボーイ(COMME des GARCONS SHIRT BOY)