即位70周年を迎えたエリザベスII世女王陛下とダイヤモンドジュエラー「ロイヤル・アッシャー」の絆の物語
エリザベス女王が若干27歳の時でした。世界中から祝福され、華麗な式典の 1 日となりました。歴史的な在位期間を誇る君主の始まりの日でもあります。
世界最大のダイヤモンド原石「カリナン」と英国王室
戴冠式の時に女王の右手に渡される、国王の権力と正義、そして国王統治の重要な象徴の一つである王笏、そして、戴冠式の最後とパレードの間に用いられた大英帝国王冠は、オランダ・アムステルダムにて創業され、オランダ王室から2度「ロイヤル」の称号を授けられた、名門のダイヤモンドジュエラー「ロイヤル・アッシャー」と非常に所縁があります。
1905年、南アフリカで世界最大のダイヤモンド原石「カリナン(3,106ct)」が発見され、英国国王エドワードVII世に献上されました。当時、世界一のカット職人と呼ばれていたジョセフ・アッシャーは、「カリナン」のカットを託され、見事「カリナン」のカットに成功。9個の大きなダイヤモンドと、複数の小さなダイヤモンドに姿を変えた「カリナン」のうち、最も大きな「カリナンI世」は英国王室の王笏に、二番目に大きな「カリナンII世」は大英帝国王冠に飾られました。まさにエリザベス女王が戴冠式に身につけられた王冠と王笏です。