CASEが東京とロッテルダムに新スペースをオープン、東京のオープニングイベントは荒木経惟の写真展
©︎ Nobuyoshi Araki
株式会社CASE(本社:東京都渋谷区)の出版部門「CASE Publishing」が、東京とオランダのロッテルダムに新スペース「CASE TOKYO」と「CASE ROTTERDAM」をオープンする。
写真や現代美術、デザインなど、芸術に焦点を当てた出版活動を行う「CASE Publishing」は、アートブックが現代の多様な文化のプラットフォームとなることを目指し、2015年9月に設立。東京を拠点に、美術館や日本芸術写真協会、国内外の作家とともに、「表現」としての写真集やアートブックなどを刊行している。
今回新たにオープンする「CASE TOKYO」と「CASE ROTTERDAM」は、アートディレクションをグラフィックデザイナーの田中義久、空間・什器デザインを空間プロデュースレーベルの「ダイケイ・ミルズ(DAIKEI MILLS)」が担当。「印刷物」「プラットフォーム」をキーワードに、配送用のパレットから生まれた什器は、各スペースのサイズや展示のコンセプトによって可変性のある機能を備えており、一見すると無骨でありながら、クールで洗練された印象だ。