くらし情報『「エシカルファッション」に対抗する「ジャパンレザー」の愁苦【COLUMN】』

2022年6月28日 19:00

「エシカルファッション」に対抗する「ジャパンレザー」の愁苦【COLUMN】

のブース

このサスティナブルな取り組みはファッションのトレンドとしてファーフリーからレザーフリーの動きにまで、拡大する気配を見せている。パンデミック直前の2020年2月にミラノで行われた「MIPEL」(バッグ、靴などの国際見本市)を取材した際(本誌2020年5月号)、同展のテーマは「サスティナブル」だったがヴィーガンレザーを提案していたのはカナダやアメリカの一部のブランドのブースだけ。トレンドとしての機運はあったものの、レザーフリーの社会的な動きはそれほど顕在化していなかった。しかし、2021年にエルメスが菌糸体から開発されたヴィーガンレザーのアイテムを発表、バーバリーがエキゾチックレザー(ワニやヘビなど)の廃止を決定、ボルボやテスラ、アウディなどが新しいラグジュアリー仕様の車種としてレザーフリーを打ち出していることから、ハイファッションのトレンドとしてヴィーガンレザーが注目され出している。

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