2017年10月3日 12:00
安藤忠雄展が国立新美術館で開催中。原寸大の「光の教会」や「直島プロジェクト」など“建築を体験”【レポート】
などを模型で紹介。建物に広場をもたせることで、人が集まるきっかけをつくりだした。
Section.4 「場所を読む」
その場所にしかできない建築
大自然に息づくそこにしかない芸術を求めて、住民約2,500人の島に毎年45万人もの観光客が訪れる直島。同セクションでは、「直島プロジェクト」の空間インスタレーションを中心に紹介している。木片が積まれた島に、ベネッセハウスや地中美術館を俯瞰で表現。映像とともに島の空気を体感してほしい。
Section.5 「あるものを生かしてないものをつくる」
歴史的建造物の再生
新旧の建物が入れ子状態になる空間。国内での現実作品や、歴史的ヴェニスでの「プンタ・デラ・ドガーナ」を中心とする作品を紹介。さらに、現在パリで進行中のプロジェクトに至るまで、一挙に公開している。ギャラリートークにて「海外と比べて日本(東京)は古いものを壊してしまうことが多い。建物も人間の体と一緒でメンテナンスをすれば元の通りになる。古いものは残さないといけない。」と訴えた安藤が印象的であった。
Section.6 「育てる」
社会活動、建築づくり、環境再生
建築づくり=環境づくりと考える安藤の思いをドキュメンタリー映像で紹介している。