グローバルワークの“グローバル”を支えるクリエイティブ・ディレクター、トム トーの“感じる”映像【INTERVIEW】
から4万ドル(440万円)。「とても無理」(笑)と軌道修正したわけです。その後、アートセンター・カレッジ・オブ・デザインで広告デザインを学び、卒業後は広告代理店でアートディレクターとして働き始めました。
––––アメリカで広告の仕事をされて数々の賞も受賞されましたが、どのような経緯で日本に来ることになったのでしょうか。
日本で開催されたいくつかのアート展などに出展する機会があり、徐々に東京でのパートナーも増えました。それで日本のカルチャーシーンで自分の作品を発表したり表現をしてみたいと思ったからですが、もっと端的に言えば、日本にいるのが心地良いからです(笑)。
日本にいて、日本人の礼儀正しさや親切な対応に触れると素直に感動します。アメリカ人にはない美点で、カッコイイとも感じます。
僕自身も、日本に住むようになって穏やかになりましたよ。
––––2015年に、「GLOBAL WORK」のクリエイティブディレクターとして活動することになりました。20年間、広告制作をやってきて広告のことは熟知していますが、日本に来てからは学び直しをしている感覚です。