2017年11月5日 19:00
“孤高”の存在を印象づけるソロイスト、AT TOKYOで初のランウェイ【2018春夏コレクション】
とともに、ゲストデザイナーとして招聘され、初のイタリアでのコレクション開催が発表された。
コレクションはグラフィティーの文字がペインティングされたPVCのショートスリーブにフード、マスクというスタイルでスタート。2001年にマーク・ジェイコブスがルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)で最初にコラボしたスティーブン・スプラウスのモノグラム・グラフィティーを思わせる手描き文字は、藤原ヒロシが手掛けたザ・プール青山(the POOL aoyama)でもポップアップを行った内田洋一朗の手によるもの。コレクションを覆うこのショートスリーブとモデルが手に持ったぬいぐるみが、高密度な黒の素材とやわらかな白が連なるタイトなスタイリングを少し和らげる。
ディテールの凝ったウエスタンシャツやパンツに施された稲妻の刺繍、音符やギターモチーフなど、これまでのシーズンにも登場してきた懐かしいアイコンは、このブランドのタトゥーのような役割を感じさせる。
レーシーなブラウスをまとった女性モデルが今回のショーのテーマである「femme fatale fellow」のストーリーを解きほぐし、スザンヌ・ヴェガ、ローラ・マニング、パティ・スミスと今回のショーの音楽として使用された“孤高”の女性アーティストの存在を解説する。Text: Tastuya Noda
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