2017年11月11日 19:00
『VOGUE』初の常連女性写真家になったシーラ・メッツナー作品集【ShelfオススメBOOK】
各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週土曜日は、洋書を専門に扱う原宿のブックショップ「シェルフ(Shelf)」(東京都渋谷区神宮前3-7-4)が選ぶ書籍をご紹介します。今週は、雑誌『ヴォーグ(VOGUE)』で女性で最初の常連写真家となったシーラ・メッツナーの作品集『From Life』。
■『From Life』シーラ・メッツナー(Sheila Metzner)
1960年代にドイル・デーン・ベルンバッハ広告代理店に最初の女性アートディレクターとして勤めたのち、写真家に転向。アーヴィング・ペン(Irving Penn)やリチャード・アヴェドン(Richard Avedon)が活躍した時代の『ヴォーグ』で女性で最初の常連写真家となったシーラ・メッツナー。ヴァレンティノを皮切りに、フェンディ、エリザベスアーデン、資生堂、ラルフローレンなど多くのクライアントを持ち、荒い粒子で表現された絵画的でロマンティックなスタイルで人々を惹きつけた。
本書ではファッションエディトリアルの写真の他、60年代に撮られた家族の写真、ポートレート、風景、花、静物などを題材としたの300点以上の作品を収録。