仏コルベール委員会と東京藝大がSF小説題材に学生の作品イベント公開
されているSF小説から1編を学生が選び。そこからインスピレーションを得た作品プランを募集。昨年6月に一次審査で選考された50名の学生に作品製作費が同委員会から支給され、同10月にはSF作家3名が来日し、ワークショップを開催。今年6月16日に第2次審査が日仏両国の審査員により選考、同日優秀作品が発表される。ここで選ばれた作品は今年10月にパリで行われるFIAC(パリで開催される国際コンテンポラリーアートフェア)に招待、作品展示される。「コルベール委員会は一点物を制作するオートクチュールメゾンが数多く参加しており、その精神を受け継いで、複数の国で同じイベントを繰り返すのではなく、一つの国でユニークな発想で行っていきたいと考えている。20世紀以前にフランスでジュール・ヴェルヌが生み出した“SF小説”が日本に持ち込まれ、受け入れられた。文学界においても深いつながりを持つ両国による文化的な深い対話の実現は、他の国では成り立たないプロジェクト」と同委員会プレジデント&CEOのエリザベット・ポンセル・デ・ポルト(Elisabeth Ponsolle des Portes)。
なお、今回の最終審査、表彰式に合わせてコルベール委員会に加盟しているフランスのラグジュアリーブランドのCEO30名も来日する。