冷めても美味しいごはんの作り方。「つるかめ農園」の自然循環型の米づくり【千葉・南房総のゆる旅vol.6】
Photo by Jun Igarashi (c)FASHION HEADLINE
美しい里山が広がり源氏ぼたるが自然生息する千葉・いすみは、肥沃でミネラル豊富な粘土質土壌に恵まれた、古くは皇室に献上米を納めていた歴史がある米の名産地。最近は、市内の小中学校の給食に地元の無農薬・特別栽培米が採用されるなど食の安全に関心が高まる状況も後押しして、担い手不足の地域の米づくりに変化が起こり始めています。日本の原点である自然と人間が共生する里山の風景が、都会からそう遠くない千葉県いすみ市にありますその変化を若い力で牽引する「つるかめ農園」は、鶴渕真一さんと修子さん夫妻が4年前に立ち上げた、完全無農薬・無肥料の自然循環米を生産する農園です。実家は祖父の代から建設業を生業としていたものの、地域の自然と農に魅力を感じた真一さんは一代で米づくりを始めました。「僕は生まれも育ちもいすみですが、大学入学と同時に地元を離れて、長らく都会暮らしをしていました。卒業後は家業を継ぐことも考えて住宅メーカーに就職。でも、そこで働くうちに心が満たされなくて、それを何かで埋めるために誰かと競争する都会の生活に疑問を感じ始めた。それで紆余曲折ありながら、震災、そして父の死をきっかけにいすみに戻ることに決めたんです」農園の周囲を案内してくれた「つるかめ農園」オーナーの鶴渕真一さん。
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