くらし情報『80歳の木彫り作家・西山忠雄による人生最後の個展「OWL」が中目黒 みどり荘ギャラリーで開催』

2017年12月17日 15:00

80歳の木彫り作家・西山忠雄による人生最後の個展「OWL」が中目黒 みどり荘ギャラリーで開催

東京・中目黒のみどり荘ギャラリーにて、北海道上川郡東川町に在住している木彫り作家、西山忠男のおそらく人生最後となる個展「OWL」が、12月16日から24日まで開催される。

80歳の木彫り作家・西山忠雄による人生最後の個展「OWL」が中目黒 みどり荘ギャラリーで開催

兵庫生まれの西山忠男は現在、満80歳。青年期は東京の浅草でアクセサリーのデザイナーとしてサラリーマン生活を送っていたが、とあることから逃げるようにして北海道の阿寒に移住し、木彫り作家としての活動をスタートさせる。以後30年もの間その土地に住まいを持ち、根を張っていたアイヌ民族との交流を深め、彼らにあらゆることを伝授してきた。

阿寒を離れた後は札幌や富良野を転々とし、ギャラリーやレストラン、ホテル経営など様々なビジネスに着手し、成功を収める。現在の住まいがある東川町の北海道道1160号沿いに居を構えてからは「ふくろうの店」という、ふくろうを象った木彫り作品などを展開するお店を開き、生活を営んでいる。


80歳の木彫り作家・西山忠雄による人生最後の個展「OWL」が中目黒 みどり荘ギャラリーで開催

今回の展示はフリーランスの写真家、安永ケンタウロスが家族と共に東川町に移住したことに端を発する。ある時「誰にも見せていないんだが、感想を聞かせて欲しい」と西山忠男が彼に見せたのが、今回の個展で最もフィーチャーするゴミと化した古い鍬の鉄部分を燭台に仕立てたもの。

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