不要なおもちゃをキッズ用インテリアへと変身させるプロジェクト「エコバーディ」
2018年1月リリースとなったヨーロッパのインテリアブランド、エコバーディ(ecoBirdy)。フランス・パリで開催されたインテリアのデザインフェア「メゾン・エ・オブジェ(Maison & Objet)」でその第1弾コレクションがお披露目となった。ブランドのコンセプトは、子どもたちのインテリアを不要になったプラスチックのおもちゃで作ることだ。そのエコバーディが大きく注目される理由の1つは、プロダクトを単にデザインしただけではなく、その完成までのプロセスを完璧にデザインしたところにある。
チームは学校を訪れ、プラスチックを無駄にすることはいかに環境へ悪影響を及ぼすかを特製のストーリーブックを用いて授業を行う。そして用意した大きな容器に、不要になったおもちゃを子どもたち自身に入れてもらうそうだ。そうすることで子どもたちにクリエイティビティーを体験してもらい、またリサイクルでモノが持続していく重要さに気付いてもらうことができるとエコバーディは考えているという。安全性にも力を入れていて、回収したおもちゃを仕分け、粉砕する過程で有害な化学物質を完全に取り除いている。
また完成後、粉砕されたプラスチックが斑点のようになり見た目にアクセントを加え、一目でリサイクルプロダクトだと分かるようにしているのもポイントだ。