くらし情報『竹久夢二の全貌を500点の作品で! 東京ステーションギャラリーで「夢二繚乱」開催』

竹久夢二の全貌を500点の作品で! 東京ステーションギャラリーで「夢二繚乱」開催

JR東京駅、丸の内駅舎内の東京ステーションギャラリーでは、竹久夢二の展覧会「夢二繚乱」を、5月19日から7月1日まで開催する。

竹久夢二の全貌を500点の作品で! 東京ステーションギャラリーで「夢二繚乱」開催
『婦人グラフ』第3巻第5号表紙 大正15(1926)年 千代田区教育委員会蔵
出版・印刷業が集積した全国有数の街として発展してきた、東京ステーションギャラリーのある千代田区。千代田区九段南にある出版社、龍星閣は、高村光太郎の『智恵子抄』の版元として知られているが、戦後、竹久夢二の画集を次々と出版し、第二次夢二ブームを牽引した存在でもある。本展は、夢二の著作や画集の出版のために龍星閣の創業者、澤田伊四郎が収集した1200点を超える膨大な夢二コレクションが千代田区に寄贈されたことを記念し、その精華を紹介する。


竹久夢二の全貌を500点の作品で! 東京ステーションギャラリーで「夢二繚乱」開催
画文集『揺籃』表紙 明治36(1903)年 千代田区教育委員会蔵
4章構成の本展、第1章は、「夢二のはじまり」と題し、夢二の原点に迫る。若かりし学生時代、新聞、雑誌に絵や詩を投書して糊口を凌いでいた夢二。転機となったのは、明治38(1905)年6月に『中学世界』夏期増刊「青年傑作集」へ投書したコマ絵「筒井筒」の第一賞入選、そして明治42(1909)年の『夢二画集 春の巻』の刊行だった。

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