ラリックとバカラのヴィンテージ香水瓶100点&現代のタピスリー展覧会! 資生堂アートハウスで開催
静岡県の資生堂アートハウスで、19世紀末から第二次世界大戦前を中心にフランスで制作された香水瓶と、1960年代から70年代にかけて国内で制作されたタピスリーの展覧会「ヴィンテージ香水瓶と現代のタピスリー ラリックとバカラを中心に」が、4月10日から6月24日に開催される。
『群落 廃墟のある』 原画・岡 鹿之助、羊毛と絹、木綿、1968年
タピスリーとは、織物用語では綴織(つづれおり)の技法をさし、一般的にはこの技法で織られた室内装飾用の壁掛けを意味する。綴織は強く張った経糸(たていと)に、さまざまに染織した緯糸(よこいと)を用いて絵画的な文様を表すもので、古くから多くの地域で制作され、日本国内においては京都西陣で制作される帯などが広く知られている。
今回出品するタピスリーも、京都の美術織物を専門とする工房に資生堂が制作を依頼し、岡鹿之助や前田青邨など当時の画壇を代表する作家の原画を元に制作されたもの。
メゾン・ラリック 『シダ』 1912年、ルネ・ラリック
香水瓶は、フランスの装飾工芸家 ルネ・ラリック(1860-1945)と、クリスタルガラスのブランド、バカラが手掛けた作品を採り上げる。