くらし情報『ドラムセットと呼応するシャッター。写真家の山谷佑介が京都「ギャラリー山谷」で新作展』

ドラムセットと呼応するシャッター。写真家の山谷佑介が京都「ギャラリー山谷」で新作展

2018年4月7日 15:00
 

写真家・山谷佑介(Yusuke Yamatani)が、「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2018」の開催期間(4月14日から5月13日まで)に合わせて京都で新作展をひらく。場所は、ギャラリー山谷。

山谷佑介は、1985年新潟県生まれ。2013年にファースト写真集『Tsugi no yoru e』を自費で刊行。その後、京都国際写真祭への参加や、NY・コンデナスト本社ビルでの展示など、国内外において様々な表現方法を用いて作品を発表してきた。主な写真集に、2014年に恵比寿のPOST/limArtで個展をひらいた『ground』(lemon books)、2017年に原宿のBOOKMARCで個展をひらいた『Into the Light』(T&M Projects)がある。またギャラリー山谷とは山谷佑介本人が企画する、作品のコンセプトにあった空間での展示を目的とした神出鬼没なギャラリー。この場での展示は、2015年の「Use before」以来3年振りとなる。

山谷にとって、「The doors」は初となるセルフポートレート作品。東京郊外の深夜の住宅街を赤外線カメラで撮影した前作「In to the Light」を始め、これまでに様々な手法を用いて、現代社会と個人の狭間を写し取ってきた。山谷は、「暗闇にたたずむ住宅の前でフラッシュを放ちシャッターを押すという撮影を通して、“見ること”と“見られること”、そして自らの“撮る”という行為を精神的・肉体的に強く意識させられた」と前作について語っている。

そのような経験から生まれた本作「The doors」は、自らを被写体とし、自身が10代の頃から続けているドラムを使ったパフォーマンスによって制作されている。撮影には、新たに考案された特殊なカメラ装置が用いられ、山谷がドラムを叩くことによってドラムセットにつけられた振動センサーが反応してシャッターが切られるという仕組みになっている。会期中には、ドラムを激しく長時間叩き続ける間ポートレートが撮影され、同時にプリントアウトされた写真が会場を埋め尽くす、というパフォーマンスも予定されている。

――暗闇の中、シャッターとともに発せられる強烈な無数のフラッシュの光は、真実と嘘が入り乱れる情報の中を生きる現代の私たちのまなざしであり、覆い隠された真実へのアプローチでもある(山谷佑介)。【イベント情報】
山谷佑介Yusuke Yamatani「The doors」
会期:2018年4月14日〜5月13日
会場:ギャラリー山谷
住所:京都市下京区朱雀宝蔵町75 伊藤土木ビル 2F
時間:13:00〜18:00(※初日・4月14日は16:30からのパフォーマンスのみの開廊)
休場日:月・火・水・木曜日 (金・土・日曜日に開廊)

■パフォーマンス
4月14日16:30〜
4月15日14:30〜、16:00〜
5月4日14:00〜
5月5日14:00〜
5月13日17:30〜
入場料:1,000円
※常設の展示は入場無料、パフォーマンスのみ入場料1,000円

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