くらし情報『太宰府天満宮でフィンランドとつながりの深い2人の日本人アーティストが展覧会を開催!』

太宰府天満宮でフィンランドとつながりの深い2人の日本人アーティストが展覧会を開催!

太宰府天満宮では、フィンランドとつながりの深い2人の日本人アーティスト、陶芸家の石本藤雄と、写真家の津田直による「太宰府、フィンランド、夏の気配。」を、5月12日から7月1日まで開催。宝物殿では「実のかたち」と題し石本藤雄の陶器作品を、そして文書館では「辺つ方(へつべ)の休息」と題して津田直の写真作品を展示する。

太宰府天満宮でフィンランドとつながりの深い2人の日本人アーティストが展覧会を開催!

太宰府天満宮宝物殿企画展示室では、石本藤雄の陶展「実のかたち」を開催。石本は、1970年から現在に至るまで、ヘルシンキを拠点に数々の作品を発表してきた。フィンランドのライフスタイルブランド、マリメッコ(Marimekko)においてテキスタイルデザイナーとしての才能を開花させ、当時手がけたファブリックは今なお、世界中で愛され、多くの人々に使われ続けている。1989年以降は活動の軸足を陶芸へと移し、現在はフィンランドを代表する陶器メーカー「アラビア」のアート・デパートメント部門に構えるアトリエにて、陶の表現を追求。その作品世界の魅力は、人間を取り巻く広大な自然へ向けたまなざしから導き出されるモチーフと、独自の感性で施される色彩の豊かさにある。幼少期を過ごした故郷、愛媛県・砥部町での原風景は、フィンランドでの暮らしの中で触れてきた草木、花、生き物、海、陽射し、風、あらゆる自然環境と響き合い、石本作品の表情となって現れてきた。

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