写真家・笠原秀信による旅をテーマにしたオンラインExhibition「THE ROAD」。第8弾はイタリア・ミラノ編
ドーム状の屋根は、イタリアで初めて鉄とガラスを用いて造られていて、今も当時のたたずまいが残っています。
ドゥオーモ
ミラノのドゥオーモ大聖堂は聖母マリアに捧げられた世界最大級のゴシック建築です。
ゴシック建築の大聖堂としては、バチカン市国のサン・ピエトロ大聖堂に次ぐ大きさです。だいたい東京ドームの4分の1ぐらいの大きさといえば想像しやすいと思います。
ミラノのドゥオーモは、5つに分かれる身廊、翼廊、後陣から成るラテン十字型の大聖堂です。一度に最大4万人を収容する事ができるそうです。
大聖堂の5つの身廊は、1年の週数と同じ52本の柱で隔てられ、天井はゴシック建築特有の交差リブヴォールトと尖頭アーチ(先端が尖ってるアーチ)で支えられています。
巨大なパイプオルガン
主祭壇の左右には木枠に金メッキが施された2台のパイプオルガンが向い合せに置かれています。このオルガンは1938年に復元されたもので、15,800本のパイプと120のストップ(オルガンの音色選択機構)を持つ、イタリアで最大のものです。世界でもドイツのパッサウにある聖シュテファン大聖堂に次いで2番目の大きさを誇っています
ステンドグラス
ドゥオーモの側廊や後陣の大窓は色鮮やかなステンドグラスで飾られ、旧約聖書や新約聖書、聖母マリアのエピソードなどが描かれています。