森岡書店で『イッセイさんはどこから来たの? 三宅一生の人と仕事』発売記念展
書籍『イッセイさんはどこから来たの? 三宅一生の人と仕事』(HeHe刊)の発売記念展が7月1日まで、東京・銀座の森岡書店で開催されている。
『イッセイさんはどこから来たの? 三宅一生の人と仕事』は2016年にドイツの出版社タッシェン(TASCHEN)より出版された三宅一生の“集大成”ともいえる大型本『Issey Miyake 三宅一生』に収録された小池一子のエッセイ8章に、書き下ろしの第9章を加え、新たな読み物として昨年末に刊行されたもの。
今回の発売記念展では、同書にも収録されている日本を代表するアーティスト・横尾忠則が手掛けたイッセイ ミヤケ パリ・コレクションの招待状の中から厳選した11種類・15点(表裏別デザインの場合は上下に2枚のパネルを用いて)を展示。関係者のみへ送られる非常に貴重な招待状の巧みなグラフィックや紙のテイスト、印刷技術へのこだわり、圧倒的な美しさを体感できる。また、横尾が初めて手掛けた1977年の招待状から、デジタル技術を駆使した99年の招待状まで、時代と横尾の作風の変化も感じることができる。
会場を訪れた著者の小池は、「まだ、若いデザイナーだった三宅一生さんが同じく若いアーティストだった横尾さんと出会って生まれた招待状は、コンテンポラリー感覚のキャッチボールのようなもので、同時代感覚を表現したとても貴重なもの。