2018年7月7日 19:00
自然を愛する2人、テリ・ワイフェンバックとケイト・マクドネルの展示と写真集【ShelfオススメBOOK】
各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週土曜日は、洋書を専門に扱う原宿のブックショップ「シェルフ(Shelf)」(東京都渋谷区神宮前3-7-4)が選ぶ書籍をご紹介します。
■『Heliotropism』Terri Weifenbach / Kate MacDonnell
自然を愛する二人の女性写真家テリ・ワイフェンバックとケイト・マクドネルの展覧会「Heliotropism」のカタログ。
二人はともにワシントンD.C.に在住し、お互いに尊敬しあう友人同士であると同時に身の回りの出来事や風景をテーマに、自然世界を愛し崇拝する感覚を持って作品制作を行っている。日本でも人気の高いワイフェンバックが、二人の作品の親和性に気づき発案したことから二人展が実現し、カタログ写真集が限定で出版された。
「Heliotrpism」は、花・ 植物や動物が太陽に向かう性質、向日性を意味する。互いの撮影スタイルはかなり違うが、ともに宇宙や自然に畏敬の念をもって創作に取り組んでおり、共通する方向性に注目してタイトルをと決めたという。
ワィフェンバックは2015年に伊豆で撮影した作品17点を、マクドネルは「Lifted and Struck」