サバイバルベストでドリーミーに行進するジュンヤ ワタナベ マン【2019春夏メンズ】
軽快なマーチ(行進曲)に乗せて、登場するモデルたちはどこに向かうのだろうか? 武器は勿論、バッグは持たず、両手は常に手ブラ。必要なガジェットは身の回りにすべて携行し、午前中の明るい日差しの中、軽快に歩を進める。『サンダーバード』のテーマに始まり、『戦場にかける橋』の『クワイ川マーチ』、『史上最大の作戦』と、夢見る男たちの郷愁をくすぐるサウンドをバックにコム デ ギャルソン・ジュンヤ ワタナベ マン(COMME des GARÇONS JUNYA WATANABE MAN)の2019年春夏コレクションが6月22日、パリファッションウィークで発表された。
フロントに大きな立体ポケットの付いたサバイバルベストにボーダーT、イエローのダブルポケットのサコッシュと合わせられた同色のブルゾンに、ポップなカモフラージュパンツ。ブルゾンは漁師たちが海に落ちたときに視認性が良いように着た「ソーウエスターコート(Souwester Coat)」を連想させる。シャツやテーラードジャケットに合わせられたホルスターバッグやウエストバッグは、ウエアと同素材のセットアップ、もしくは軽量ナイロンでボディにフィットしたときのバランスが計算されている。前後で表情を変えるライフベストや防弾チョッキを思わせるさまざまなギアベストと、フルーツ柄のプリントシャツ、ギンガムチェックといったドリーミーなアイテムとの相性が意外性を生む。
ミリタリー、ワークウエア、アウトドアなどのユニフォームから機能性やディテールを巧みに取り入れるアイデアやテクニックが先駆的であった同ブランドにとって、それが今やメインストリームになりつつあるメンズファッションの状況のなか、今シーズンはそのディテールの背景をコンサバティブに消化して見せることが目的だったようにも取れる。
ジェンダーやシーズン性がどんどん曖昧になっていくメンズモードのなかで、ウエアのユーティリティーを高めることで活動性をフォローしながら、ネイチャー指向へは矛先を向けない。さまざまなスポーツブランドとコラボを重ねながら、そのインディペンデントな視点に救われる。
Text: Tatsuya Noda
フロントに大きな立体ポケットの付いたサバイバルベストにボーダーT、イエローのダブルポケットのサコッシュと合わせられた同色のブルゾンに、ポップなカモフラージュパンツ。ブルゾンは漁師たちが海に落ちたときに視認性が良いように着た「ソーウエスターコート(Souwester Coat)」を連想させる。シャツやテーラードジャケットに合わせられたホルスターバッグやウエストバッグは、ウエアと同素材のセットアップ、もしくは軽量ナイロンでボディにフィットしたときのバランスが計算されている。前後で表情を変えるライフベストや防弾チョッキを思わせるさまざまなギアベストと、フルーツ柄のプリントシャツ、ギンガムチェックといったドリーミーなアイテムとの相性が意外性を生む。
ミリタリー、ワークウエア、アウトドアなどのユニフォームから機能性やディテールを巧みに取り入れるアイデアやテクニックが先駆的であった同ブランドにとって、それが今やメインストリームになりつつあるメンズファッションの状況のなか、今シーズンはそのディテールの背景をコンサバティブに消化して見せることが目的だったようにも取れる。
ジェンダーやシーズン性がどんどん曖昧になっていくメンズモードのなかで、ウエアのユーティリティーを高めることで活動性をフォローしながら、ネイチャー指向へは矛先を向けない。さまざまなスポーツブランドとコラボを重ねながら、そのインディペンデントな視点に救われる。
Text: Tatsuya Noda
この記事もおすすめ
関連リンク
-
new
高市首相 “PV風”熊本視察動画に批判殺到…プロが暴く演出テク「すべてが計算されている」
-
オニツカタイガー、名古屋に国内第2の旗艦店をオープン──東海・中部圏へ広がるブランド体験の新拠点
-
8月8日は「BLOOMの日」、ジュエリーが生まれるまでの物語を伝える特設コンテンツを8月5日(水)に公開
-
new
近代化産業遺産と風の教会を巡るハイキング『六甲山名建築探訪ツアー』10月15日(木)、29日(木)、11月5日(木)、12日(木)に開催!
-
【野村タケオ×rcp コラボゴルフ傘】“惚れ込んだ愛用者”がデザイン監修――放射冷却素材「ラディクール」採用の日傘『rcp』に人気ゴルフイラストレーターの限定デザイン発売中