「ヒロシマ・アピールズ展」がスタート。ヒロシマの心、平和への願いをポスターに込めて
日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA)と、六本木の21_21 DESIGN SIGHTによる「ヒロシマ・アピールズ展」が、8月4日から21_21 DESIGN SIGHTギャラリー3で始まった。開幕に先駆けて前日の8月3日にプレス内覧会を行い、内容を公開した。
日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA)とヒロシマ平和創造基金、広島国際文化財団が原爆の記憶を絶やすことなく、平和を希求する想いを広く伝えるために行っている「ヒロシマ・アピールズ」。毎年、1人のグラフィックデザイナーが「ヒロシマの心」を訴えるポスターを制作し、国内外に頒布する活動を続けている。
今回の展覧会は、第1回となる1983年に制作された亀倉雄策の「燃え落ちる蝶」から今年度の服部一成「疑問符、2018」まで、全21作品を展示するもの。また、13歳のときに被爆し、65歳で他界するまで、平和への願いを込めた72点のポスターを制作した片岡脩の作品も特別展示している。
内覧会で日本グラフィックデザイナー協会の大迫修三事務局長は「ヒロシマ・アピールズは日本グラフィックデザイナーの大きな財産。ポスターを見て、心に何かを残してもらえれば」