くらし情報『現代銅版画の先駆者・駒井哲郎の展覧会が横浜美術館で開催。影響を与えたルドンやクレー作品も展示』

2018年8月16日 11:00

現代銅版画の先駆者・駒井哲郎の展覧会が横浜美術館で開催。影響を与えたルドンやクレー作品も展示

現代銅版画の先駆者・駒井哲郎の展覧会が横浜美術館で開催。影響を与えたルドンやクレー作品も展示
パウル・クレー《大聖堂(東方風の)》1932年 アサヒビール株式会社
駒井は1950年代にインターメディアな前衛芸術集団「実験工房」に参加し、作曲家・湯浅譲二との共同制作によるオートスライドや、立体オブジェの制作を行っていた。50年代後半からは、大岡信や安東次男ら、多くの詩人たちと、詩画集の制作や詩集の装幀などのコラボレーションを実現。駒井のジャンルを超えた表現に着目し、文学や音楽との領域横断的な特質を持つ、駒井芸術の魅力に迫る。

また、銅版画だけでなく、西洋美術史の幅広い知識を持っていた駒井は、ルドンを始め、クレーやミロなど西洋画家たちの作品から受けた影響も少なくない。駒井は、そうした敬愛する芸術家たちについての評論を美術雑誌などへ数多く寄稿しており、そこからは彼自身の芸術観を読み取ることが出来る。同展では、駒井の文章を紐解きながら、駒井が敬愛した西洋画家たちの作品と駒井作品を並べ、駒井が彼らから何を摂取し、どのように独自の創作へと展開したのかを検証する。
現代銅版画の先駆者・駒井哲郎の展覧会が横浜美術館で開催。影響を与えたルドンやクレー作品も展示
駒井哲郎《黄色い家》1960年 世田谷美術館(福原義春コレクション)
(c)Yoshiko Komai 2018/JAA1800117

会期中には関連イベントも多数開催。

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