2018年9月21日 11:00
ワードローブを共有する、クラシックを粋に着こなすマーガレット・ハウエルが描く男女像【2019春夏コレクション】
ロンドン・ファッションウィーク3日目の9月16日、マーガレット・ハウエル(MARGARET HOWELL)が2019年春夏コレクションを発表した。過去数シーズン、メンズ・ウィメンズを統合したショーを開催し、シーズンを追う毎に性差の境界線はぼやけてきた。そして今季は特に、何の疑いもなくワードローブを共有する男女の像が浮かび上がる。
ファーストルックに登場したのはオリーブグリーンのレインコートに、それを際立たせる真っ白なシャツドレスを纏った女性。同じレインコートを男性は、オリーブグリーンのニットと白のテーパードでよりクラシックな印象を受けるが、共通しているのは気負わない粋なアティチュードだ。ボリュームを与えてひらひらと揺れるスリーブのシャツ、プリーツのミニスカート、サルエルパンツや軽いニット素材のトップスなど、軽快さを持ったアイテムは爽やかな春風を誘う。
そして季節は徐々に夏へシフトしていく。セーラー風の襟のシャツやインディゴブルーのデニムと白の組み合わせ、マリン風キャスケットが多く登場し、軽やかな足取りで海へと向かう。ミズノ(MIZUNO)とのコラボレーションのスイムスイーツのルックはヘアスタイルもウェット気味に、海から出てきたばかりの演出のようだった。