北欧発ゴミを出さないレストラン。ヘルシンキのNollaが監修した「ゼロ・ウェイスト・ビストロ」
「ムダなゴミを出さないレストラン」というコンセプトを掲げたレストランがニューヨークに5月19日から22日の3日間限定でオープンした。フィンランド文化センターが中心となり、二人のフィンランド人デザイナー、ハリー・コスキネン(Harri Koskinen)とリンダ・ベルグロス(Linda Bergroth)がコンセプトのキュレーションを行った本プロジェクト。様々なフィンランドの企業が協力しあい、掲げられたコンセプトを見事に体現した。
プロジェクトでは、ノルディック地方初の「ゼロ・ウェイスト・レストラン」(ゴミを出さないレストラン)とされるノラ(Nolla)の料理が提供された。地元のオーガニック食材のほか、食物の生産から消費までの流れで軽視されそうな副産物もふんだんに使用された。クリエイティブな発想と、普段気にも留めないような地産の材料を用いて美味しいものを作りたいという強い欲望を持ちつつ、サスティナビリティにフォーカスすることでメニューの完成に辿り着いたそうだ。
「これからは、どのような生き方をし、どのような食事を摂り、どのような材料を用いるかを改めて考えていく時です」とフィンランド文化センターのディレクター、カリナ・グールド(Kaarina Gould)