くらし情報『白磁で世界的に有名な陶芸家・黒田泰蔵の個展がヴァンジ彫刻庭園美術館で開催』

2018年11月27日 19:00

白磁で世界的に有名な陶芸家・黒田泰蔵の個展がヴァンジ彫刻庭園美術館で開催

磁土との対話の中、個を極限まで消していくことで純化された白磁がみせる抽象の世界。轆轤の回転が生み出す柔らかで張りのあるフォルム、釉薬を用いず、焼締めの後に磨かれた表面の艶やかな陰影、宙空へと薄く挽き上げられた口縁など、その美しさの特質には枚挙にいとまがない。

白磁で世界的に有名な陶芸家・黒田泰蔵の個展がヴァンジ彫刻庭園美術館で開催
《白磁 花入》2018年
© Taizo Kuroda
Photo: Tadayuki Minamoto

会期中の2月下旬頃には、展覧会カタログが刊行。美術館の展示風景や出品作品の図版だけでなく、40年近く伊豆に窯を構え制作してきた作家の貴重なアトリエ風景が収録される。

また、毎週土曜日の14時15分からは、会場にて担当学芸員が展覧会概要と作品の解説を行うギャラリートークが開催。申込不要で、当日の観覧券を持って直接会場へ行けば参加できる。クレマチスの丘にあるケヤキの緑に囲まれた和食の店、日本料理テッセンの1階にある「うつわ茶房 KEYAKI」でも、「͏黒田泰蔵展」が同時開催。2019年1月12日から4月9日の会期中、ヴァンジ彫刻庭園美術館で展示される作品とは別の白磁作品が展示される。


静岡の地でうつわの可能性を追求し続けてきた黒田の、究極の白磁を堪能してみては。

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