くらし情報『原美術館でフランスの女性現代美術作家・ソフィ カルの個展を開催、19年前の展覧会をフルスケールで再現』

原美術館でフランスの女性現代美術作家・ソフィ カルの個展を開催、19年前の展覧会をフルスケールで再現

原美術館で19年前に開催し大きな反響を呼んだ、世界的に注目されるフランスの女性現代美術作家・ソフィ カル(Sophie Calle)の個展「限局性激痛」を、フルスケールで展示する再現展『「ソフィ カル―限局性激痛」 原美術館コレクションより』を、2019年1月5日から3月28日まで、原美術館にて開催する。

原美術館でフランスの女性現代美術作家・ソフィ カルの個展を開催、19年前の展覧会をフルスケールで再現
Sophie Calle Exquisite Pain, 1984-2003 
© Sophie Calle / ADAGP, Paris 2018 and JASPAR, Tokyo, 2018
同展は日本の美術館におけるカルの初個展として開催され、会期終了後、全出品作品がコレクションに加えられた。「限局性激痛」とは、医学用語で身体部位を襲う限局性(狭い範囲)の鋭い痛みや苦しみを意味し、カル自身の失恋体験による痛みとその治癒を、写真と文章で作品化したもの。人生最悪の日までの出来事を、最愛の人への手紙や写真で綴った第一部と、不幸話を他人に語り、代わりに相手の最も辛い経験を聞くことで自身の心の傷を少しずつ癒していく様子を美しい写真と刺繍で綴った第二部で構成されている。


原美術館でフランスの女性現代美術作家・ソフィ カルの個展を開催、19年前の展覧会をフルスケールで再現
Photo : Jean-Baptiste Mondino
見知らぬ人々を自宅へ招き、自分のベッドで眠る様子を撮影したものにインタビューを加えた「眠る人々」

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