くらし情報『原美術館でフランスの女性現代美術作家・ソフィ カルの個展を開催、19年前の展覧会をフルスケールで再現』

2018年12月6日 17:00

原美術館でフランスの女性現代美術作家・ソフィ カルの個展を開催、19年前の展覧会をフルスケールで再現

は、日本で最初に発表したいという作家の希望を受けて1999年の原美術館での展覧会のためにまず日本語版が制作され、その後フランス語や英語版も世界各国で発表された。フランス語版は、ポンピドゥー国立近代美術館での大個展(2003 - 2004年)に出品された後、同館コレクションに加わった。

「限局性激痛」第二部で特徴的なのは、テキストが全て刺繍でつづられている点。「見本と寸分違わず刺繍できる凄腕の職人がフランスにいる」という作家の情報を受けて、当初、日本語のテキストをフランスで手刺繍してもらう予定だったが、新潟にある刺繍工場の方と偶然にも幸福な出会いがあり、まずは膨大な量の日本語版の機械刺繍が完成した。生地は作家こだわりの麻布をベルギーから取り寄せ、作家も出来栄えに大いに満足。その結果、フランス語版と英語版も新潟で制作。ソフィ作品の命ともいえるテキストは、コピーライターの竹内桃子が、原文にあるニュアンスを取り込みながら日本語版テキストを完成させた。

原美術館でフランスの女性現代美術作家・ソフィ カルの個展を開催、19年前の展覧会をフルスケールで再現
「ソフィ カル―限局性激痛」1999-2000年 原美術館での展示
© Sophie Calle / ADAGP, Paris 2018 and JASPAR, Tokyo, 2018
また15年間封印されていた思い出の品々、例えば行動を記録した手書きのメモ、地図、ポラロイドやコンタクトプリント、(中国の)

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