さかいゆう×Spotifyのスペシャルライブ、居合わせた全ての人が酔いしれた特別な一夜【レポート】
と語ったニューアルバムには、50数曲あった中から、“ROOTS MUSIC”をテーマに本人が悩み、選び抜いた全13曲を収録。中には、初めて挑んだ海外レコーディング(さかいの音楽の原点であるロサンゼルスとニューヨーク)、そして黒田卓也、サイプレス上野、Zeebra、おかもとえみ(フレンズ)から、ドラマーのジェームス・ギャドソン、ギタリストのジョン・スコフィールドやレイ・パーカー・ジュニアまで、ジャンルの垣根を越えた多くのアーティストとのコラボレーション曲などが含まれている。
イベント後半のミニライブでは、「Magic Waltz」と「You’re Something」の2曲が弾き語りで披露された。中でも「You’re Something」は、さかいゆうが「自分の中でとっても大事な曲です」と話したアルバム最後のナンバー。「自分の中から聞こえてきた音をピアノに、歌に変えた、自分の心の叫びのような特別な曲」だとエピソードを明かした。そして、さかいゆうが天才と称される理由の一つ、ループマシンとキーボードを駆使した一人多重奏による作曲風景を「Brooklyn Sky」のワンコーラスで再現。観客は、彼の即興のハーモニーが会場内に響き渡った貴重な瞬間を目撃したのだった。