ミュシャの展覧会が渋谷で開催、代表的なポスターやミュシャに影響を受けたマンガなど250点が並ぶ
アルフォンス・ミュシャ没後80年という節目の年に、彼の作品とともに、後世へ与えた影響をたどる展覧会「みんなのミュシャ ミュシャからマンガへ ―― 線の魔術」が、7月13日から9月29日まで渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムで開催される。
19世紀末から20世紀初頭にかけてパリで活躍し、アール・ヌーヴォーの旗手として名を成した、アルフォンス・ミュシャ(1860-1939)。彼の優美で繊細な作風は、日本はもとより世界中で高い人気を誇り、彼が紡ぎだした「線の魔術」ともいえる華やかなポスターは、没後80年経った今なお、人々を魅了し続けている。
今回の「みんなのミュシャ ミュシャからマンガへ ―― 線の魔術」展では、ミュシャが手がけたポスターなどのグラフィック作品はもとより、彼の作品に強い影響を受けた日本の明治期の文芸誌、1960年代を中心にアメリカ西海岸やロンドンで一大ムーヴメントを巻き起こしたグラフィック・アート作品、そして、日本のマンガ家やグラフィック・アーティストの作品などおよそ250点を展示。作品を通じて、時代を超えて愛されるミュシャの秘密をひも解く、かつてない試みとなる。