【ルック】NigoによるKENZO 2023年秋冬ウィメンズ、メンズを発表
それらを形成する要素は1980年代の高田賢三の“生きる喜び”と KENZOでのNigoの構造的枠組みを支える伝統的な日本の構造と本物のアメリカのワークウエアとの対話によって支えられています。
シルエット
1960年代の若者に合わせたモッズスーツのシルエットで襟のないチュニックジャケット、テーパードパンツ、ミニスカート。これらは1980年代の高田賢三の作品やBボーイのカルチャーを反映した自由なスーツの形、そして伝統的な日本の構造まで網羅します。ここでNigoは西洋の文脈と日本の武道着の言語を融合させ、ワークウエアのシルエットに対話を呼び起こします。武士の装からなる剣道着は、Nigoが学生時代に必修で受けた授業で見たもので、Y字型のジャケットクロージャーやボリューミーなボックスプリーツの袴を日本のデニムで解釈しました。
Hunterとのコラボレーションで見せるアウトドア中心の原型は伝統的な国のワードローブをアメリカのワークウエアを鑑みながらも英国原産のキルトシルエットも思い起こさせます。ティアードとフリルのスリップドレスは1980年代の高田賢三スタイルへのオマージュです。
テーマとモチーフ
今コレクションでNigoは東洋と西洋両方のレンズを通し、KENZOプリントのアーカイブを数多くリワークしました。