「自分の信じた音楽を続けていく」Ghost like girlfriend:音色が映す新時代vol.2【interview】
より自分らしい作品にしなければいけないな、と思いました。これまで以上に媚びないようにしようっていう気持ちが強くなりましたね。
――アルバムを作るにあたって苦労したポイントはありますか?
「girlfriend」という曲は編曲のパターンがあり過ぎて困りましたね。元々はLampというバンドや松田聖子さんの「SWEET MEMORIES」みたいな曲にしようと思っていたんですが、自分の技量が全然追いつかず……。懐かしさを取り入れつつ自分の血を通わせるにはどうすればいいんだろう、と一番苦労しながら作りました。そのおかげでアルバムの中で1、2を争うほど好きな曲になりました。
――「Midnight Rendez-Vous」ではKing Gnuの常田大希さんが参加されています。彼から刺激を受けた部分はありますか?
ギターソロとコーラスをお願いしたのですが、戻ってきたデータが想像以上に多くて。
ギターソロの後ろでシンセっぽい音が鳴っていたり、お願いしていなかった場所にもめちゃくちゃ彼の色が散りばめられていて。あの人はこうやって音を作ってるんだなっていう気づきにもなりました。今まで一人でやってきて、あまりこういう機会はなかったので、すごく勉強になりましたね。