東京都現代美術館の夏休み企画、こどももおとなも楽しめる「遊び」がテーマの展覧会が開催
東京都現代美術館では、こどももおとなも楽しめる「遊び」がテーマの展覧会「あそびのじかん」を、7月20日から10月20日まで開催中。
開発好明《受験の壁》(2016年再制作)
Photo: 開発好明
今年の夏休みに開催される本展は「遊び」がテーマ。「遊んでないで○○しなさい!」と、遊びの時間を「勉強」や「仕事」や「お手伝い」に邪魔されるように、遊びは日常生活の対極にあり、不真面目で非生産的なものだというイメージをもたれてしまうことがある。一方で、日常の決まりごとが通用しない遊びは従来の考えやルールを外れて新しい価値や法則を発見するきっかけにもなる。
会場では、6組の作家による、こどももおとなも楽しめる作品を紹介。巨大な作品の中に入り込んだり、的を狙ってみたり、工作をするといった、遊びやゲームの要素を持った、体験型作品が展示空間に広がる。来場者の遊んだ痕跡がそのまま作品になる企画も行われる。写真撮影が可能なため、写真映え抜群な広い空間をいっぱいに使ったインスタレーションなど、みんなで一緒に記念撮影も楽しめる。
TOLTA《ポジティブな呪いのつみき》2016年 「Gallery Voltaire」