くらし情報『彫刻の森美術館のピカソ館が全面リニューアルオープン』

彫刻の森美術館のピカソ館が全面リニューアルオープン

箱根の彫刻の森美術館が、開館50周年を記念してピカソ館を全面リニューアルオープン。2021年3月頃まで、テーマ展示「ピカソの挑戦〜かたちの変貌〜」を開催している。

彫刻の森美術館のピカソ館が全面リニューアルオープン
ピカソ館内観
©2019 - Succession Pablo Picasso - BCF(JAPAN)
ピカソ館は、20世紀を代表するスペインの芸術家パブロ・ピカソの作品を専門に紹介するために、1984年に開館。以来、陶芸を中心とした319点のピカソ・コレクションを順次公開している。

開館から35年を経て、初めてのリニューアルとなる今回は内装と設備を一新。内装は床、壁、天井をすべて変え、自然豊かな箱根にあうようにナチュラルで明るいイメージに。また空調も新設し、風除室を設けて気密性を高めた。さらに、作品保護ケースには高透過ガラスを使用し、ガラスの存在を感じさせないよう配慮。
照明は紫外線や熱を出さない最新型のLED照明を採用し、作品への影響を最小限にとどめている。

よりピカソを身近に感じられる展示空間を創るため、展示作品は技法毎に3つに分類。第1室は大型作品や油彩画、ジェマイユ専用エリア、ピカソの紹介映像、記録写真を展示。第2室にはセラミック、第3室には絵画の小品を年代順にし、金銀オブジェを展示し、ピカソ作品の多様性と変容性、万能な芸術家であったピカソの人物像を残された言葉とともに紹介する。

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