復興の新たな形とは? “復興をデザイン”する「FUKKO DESIGN」が始動【レポート】
9月1日、防災の日にインターナショナル・デザイン・リエゾンセンター(東京ミッドタウン・デザインハブ内)で「FUKKO DESIGN」プロジェクトのキックオフイベントが開催された。
日本全国で多発する地震、台風、豪雨といったさまざまな災害に対し、従来の復興支援の在り方を見直す必要があるのではないか。FUKKO DESIGNは、そんな問いを投げかけ、最善の答えを追究する団体だ。発起人である河瀬大作(NHK エンタープライズ)氏と木村充慶(TBWA HAKUHODO)氏の両氏がFUKKO DESIGNの活動と設立の経緯、これまでやってきたこと、これからやっていくことについて語った内容を本レポートで明らかにする。
テレビ番組制作に携わる河瀬大作氏と、広告制作に携わる木村充慶氏の両氏が知り合い、生まれたFUKKO DESIGN。その活動テーマをひと言で表すと、「民間ビジネスの力を結集して新たな“復興”をつくる」ことだという。
木村充慶氏(TBWA HAKUHODO・FUKKO DESIGN発起人)、河瀬大作氏(NHKエンタープライズ・FUKKO DESIGN発起人)
FUKKO DISIGN誕生の背景には、「ある課題に対し、いろいろなところから人を募り、みんなの持っているノウハウを集めて解決していくのが今の社会の働き方」