新年を祝う、“酔独楽”のほろ酔いレポート。KIGIの体験型アート展&パフォーマンス
新しい年を迎えた、白金のOUR FAVOURITE SHOPでは、キギ(KIGI)と酔独楽プロジェクトチームによる、体験型アートプロジェクト「スタンディング酒 BAR・酔独楽〈よいごま〉」第2回企画展が開催されている。期間は2月16日まで。
みなさんは、お座敷遊びなどで古くから伝わる“可杯(べくはい)”をご存知だろうか? 普段、日本酒をいただく盃(さかずき)は、酒を注いだまま卓上に置けるのがもちろん当たり前なので、どんなに強い酒でもちびちび飲めばOK。しかし可杯の場合、盃が尖ったり個性的な形をしていたり穴が空いていたりしているため、すべてを飲み干すまでは台へ置くことができない。
KIGIと酔独楽プロジェクトチームによる「盃・酔独楽」
「ベロベロの神様の歌」といったお座敷唄にのせながら、大勢で輪になって独楽をかわるがわる回し、盃を決めながら飲む、というのが可杯の遊び方。KIGIの酔独楽は、そんな伝統的な酒席遊びから着想を得て生み出されたユニークな体験型アート作品である。
このプロジェクトが最初に発表されたのは2018年7月、新潟の「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ 2018 / 方丈記私記」。