2020年2月12日 11:45
銀座メゾンエルメスのウィンドウがwe+手がける実験的なラボに
銀座メゾンエルメスのウィンドウディスプレイは、2001年6月のオープン以来国内外のデザイナーやアーティストと共に創造を重ね、「エルメス劇場」として道行く人にエルメスの世界観を語りかけてきた。
2020年、エルメス(HERMÈS)の創作のベースとなる年間テーマは「イノベーションの動き」。1月29日より、この銀座メゾンエルメスでは、テーマを表すクリエーションの第一弾のお披露目の機会として日本のコンテンポラリーデザインスタジオ、we+(ウィープラス)による「美しき出会い - Encounter」と題されたウィンドウディスプレイを展開している。
© Satoshi Asakawa
Courtesy of Hermès Japon
林登志也と安藤北斗により2013年に設立されたコンテンポラリーデザインスタジオ、we+は、日常の中に潜む事象や驚きに着目し、見る人に新しい視点と価値を提示するインスタレーション作品で知られる。そんな近年活躍が目覚ましいデザイナーたちが表現したエルメスの“イノベーション”は、「物が創り出され進化していく技術はイノベーションではあるが、その“物”や“事”を生み出そうとする人間の思考や思想そのものがイノベーションなのではないか? 」