大阪万博の大規模展を寺田倉庫で開催。当時の貴重な資料から現代美術家やクリエーターの作品を展示
大阪府が主催する「大阪万博50周年記念展覧会Expo 70ʼ 50th Anniversary Exhibition」がスタートした。2月24日まで東京・天王洲のT-ART HALLで開催されている。
今年3月に50周年を迎える日本万国博覧会(大阪万博)。今回の展覧会では「人類の広場 交歓の記憶と継承」をテーマに、岡本太郎などによる当時の作品や、大阪万博に影響を受けた現代美術家やクリエーターの作品などを展示している。開催に先駆け、2月14日には内覧会が行われた。
会場となるT-ART HALLに入って最初に展示されているのは、大阪万博タイムライン「大阪の森から世界の森へ」。万博の敷地に選ばれた千里丘陵から開幕式、期間中の様子、閉幕式、現在の万博公園までを絵巻物のように並べ、らせん状につなげた記録写真や記録映像が展示されている。展示空間で使われている鉄パイプなどは、当時の会場で使用したものをリサイクルしたものだという。
次の「大阪万博とアート」では、岡本太郎による作品「マスク」とフランソワ・バシェによる音響彫刻「勝原フォーン」を展示している。会場には蓮沼執太が「勝原フォーン」を使って演奏した作品「響のあいだ」