ポップ・アート展スタート!ウォーホルが描いた日本人女性がキャンベル缶と共に来日
アンディ・ウォーホルの「キャンベル・スープ缶」3作
過去最大規模のポップアート展「アメリカン・ポップ・アート展」が8月7日より国立新美術館でスタートした。アンディ・ウォーホルの日本未公開作品を始め、ロイ・リキテンスタインやロバート・ラウシェンバーグといったポップアートの先駆者たちの作品が一堂に会する。
本展では、全206点のアメリカン・ポップ・アート作品を展示。会場は作家毎に八つのパートで構成。1960年代の代表作を含め、絵画、彫刻、素描、版画、マルティプルなど総合的に紹介している。
今回出展されている作品はすべて、アメリカ・コロラド州を本拠地とするコレクター、ジョン・アンド・キミコ・パワーズ夫妻所蔵のもの。夫妻は日本美術および現代美術の両分野における、世界有数のコレクター。特に、ポップ・アートにおいては、黎明期である1960年代から、パトロンとしても積極的に活動。
作家を直接支援することで、個人コレクションとしては世界最大級のポップ・アート・コレクションを築き上げた。
日本初上陸となるウォーホルの『200個のキャンベル・スープ缶』はキミコ・パワーズ夫人が、ウォーホルが注目され始めた1970年代に友人より譲り受けたもの。