【ルック】ディオールがマリア・グラツィア・キウリによる2024年フォールコレクションを発表
例えばタイやノースリーブのベストなど、お互いが引き立て合うたくさんの象徴的なアイテムがルックに登場します。ジャケットは、ワイドレッグパンツや、膝下丈のペンシルスカートと組み合わされています。
© At The Brooklyn Museum / Courtesy of DIOR
1940年代のスタイルを想起させる、繊細で時に軽量なドレスは、スタイリングの核となるランジェリーを覘かせます。ハンマー加工のサテンやクラッシュ加工のベルベット、クレープなどの生地が現代的なスピリットで再解釈されています。裏地付きの大きなコートの下から覗く、レースを散りばめたいくつかのスリップドレスは、「カナージュ」モチーフをあしらったナイロン地のキルティングで仕立てられています。刺繍はブローチを彷彿とさせ、スター、スズラン、クローバー、ビーなど、ムッシュ ディオールが大切にしていたシグネチャーコードを反映しています。レースの襟は、構造的なインターシャとなり、ニットウエアに関しては卓越した創意工夫によってその並外れた多面性が広く展開されています。
© Paul Vu ©Artist Claire Fontaine / Courtesy of DIOR
2024年4月15日にニューヨークで発表されたディオール2024年フォール コレクションが体現しているのは、文化の融合を祝福する、多岐に渡る可能性。