印刷する底無し靴。モードを進化させるジュリアンヘイクス、日本上陸
底が無いジュリアン・ヘイクスの靴「モヒート」
12月6日、常識を覆した、フューチャリスティックな靴のローンチ・レセプションがブルガリ銀座タワーのイベントスペースで行われ、デザイナー、ジュリアン・ヘイクス(Julian Hakes)の来日記者発表会が催された。
ロンドン在住のジュリアン・ヘイクスは、橋の設計を専門とし、リテールショップのデザインなども手掛ける建築家だ。本業の傍ら、ある晩彼はモヒートを飲みながら、漠然と靴のことを考えているうちに、新しいアイデアが生まれたという。建築家ジュリアン・ヘイクスの習慣として、構造からイメージを完成させていく。靴へのアプローチも、同じだった。自分の足に紙を巻き付けそこに必要なラインを描き、外した紙のラインを切り取ると、まるでモヒートに入っているライムピールのような螺旋を描いた。また、女性のハイヒールは、つま先と踵を支えることで成立するのに着目し、土踏まずのない現在の靴のひな形が完成。製品化された靴は、最初の夜傍らにあった「モヒート」と名付けられた。
こうして、靴の概念を変えた、革新的な靴は誕生することになる。
「3Dで描いた最初の靴のスケッチをサイトにアップすると、1時間後にはエディターから、電話が掛かってきました。