Mrs. GREEN APPLEの10年を辿る“創造の旅”。 大森元貴の内なる世界へ誘う展覧会『Wonder Museum』が開幕
デビュー10周年を迎えたMrs. GREEN APPLE。その節目を締めくくる企画展「MGA MAGICAL 10 YEARS EXHIBITION 『Wonder Museum』」が、東京・虎ノ門のTOKYO NODE GALLERYでスタートしています。本展は、バンドの全楽曲制作・プロデュースを手がけてきた大森元貴の“頭の中を旅する”ように構成された没入型の展覧会です。音、映像、衣装、香り、造作──さまざまなレイヤーが呼応し、彼らの音楽の奥に流れる想像力が立体的に立ち上がる体験となっています。
Courtesy of Wonder Museum
本展は、デビュー以来の10年間で大森元貴とMrs. GREEN APPLEが生み出してきた楽曲やライブの世界観、その裏側にある制作プロセスを、ドキュメンタリーとエンタテインメントが溶け合う形で追体験できる場です。会場へ足を踏み入れた瞬間、来場者は“音楽が生まれる前の気配”から最新のステージ表現までをつなぐ、ひと続きのストーリーの中へ静かに誘われていきます。
“創造の軌跡”をひと続きの物語として歩く
会場に足を踏み入れると、まず暗がりに浮かぶ一台の机が出迎えます。描きかけの地図に向かう気配、ペンの走る音、かすかに生まれ始める旋律──。
Courtesy of Wonder Museum
そこから続く空間は、まるで大森の創造の軌跡を編み直すように連なっていきます。レコーディングスタジオを再現したシアターでは、3人の自然体なやりとりや「ライラック」の新たなアレンジ風景が日替わりで映し出され、楽曲が立ち上がるプロセスそのものに触れることができます。続く展示では、ダンスパフォーマンスに挑戦した「ダンスホール」の世界が光と音の演出とともに広がり、タキシード姿の3人とミラーボールが、楽曲の持つ高揚感を視覚的にも体感させてくれます。
Courtesy of Wonder Museum
テクノロジーとイマジネーションを掛け合わせた“QUE SERA SERA GARDEN”では、音源データからAIが導き出した映像、リズムが変換された振動、歌詞から生成された香りなど、「ケセラセラ」をさまざまな感覚から味わう試みが展開されます。音楽の“聴き方”そのものを拡張するようなエリアです。
Courtesy of Wonder Museum
やがて深い青に沈む“海の世界”へと誘われ、『DOME LIVE 2023 “Atlantis”』で着用された衣装が、まるで水中に漂う遺構のように展示されます。足元には泡のような仕掛けが忍ばされ、触れることで特別な演出が立ち上がる場面も。
Courtesy of Wonder Museum
大森元貴の楽曲制作は、ときにミュージックビデオのビジュアルイメージから始まるといいます。その発想を立体化した空間では、巨大な船に乗り込むような感覚で4つのミュージックビデオの世界に没入。四方に広がる映像と音が、心象風景の中を航海するような体験を生み出しています。
Courtesy of Wonder Museum
終盤のアーカイブエリアでは、楽曲、歌詞、ジャケット、ミュージックビデオ、ライブ構成に至るまで、この10年で積み上げてきたクリエイションが一堂に集結。原案となったスケッチや打ち合わせのメモ、制作資料なども並び、完成された作品の裏側にある試行錯誤や躍動する思考の痕跡が、密度高く伝わってきます。
展示のラストでは、来場者は再び“地図”と対面します。最初の部屋にあった地図と響き合うそのモチーフは、旅の始まりと終わりがゆるやかにつながっていることを示す仕掛けでもあり、「Wonder Museum」という名を持つこの展覧会全体が、一冊の大きな物語として構成されていることを静かに語りかけてきます。
“10年の創造”が照らす、その先へ
『Wonder Museum』は、Mrs. GREEN APPLEの歩んできた10年を振り返るアーカイブであると同時に、これからの表現の可能性を照らす“創造のプラットフォーム”のような展覧会でもあります。ライブや映像作品を通じて親しんできた楽曲の数々が、会場の中で別の表情を見せるとき、私たち自身の記憶や感情もまた、新しい形で呼び覚まされていきます。
Courtesy of Wonder Museum
イマジネーションが生まれる瞬間、仲間と音を重ねる時間、物語を宿したライブの世界、そしてそのすべてを支える膨大な制作のプロセス──。Mrs. GREEN APPLEが10年かけて磨いてきたクリエイティビティを、ひとつの“旅”として体感することができる本展は、ファンはもちろん、表現の裏側に興味を持つすべての人に開かれたミュージアムと言えるでしょう。
展覧会はこのあと、福岡・大阪へと巡回予定。音楽と物語とテクノロジーが交差する“Wonder Museum”の旅は、まだ続いていきます。
【INFORMATION】
<東京会場>
会場:TOKYO NODE GALLERY A/B/C(虎ノ門ヒルズ ステーションタワー45F)
日程:2025年12月6日(土)~2026年1月9日(金)
時間:9:00~22:00(最終入場21:00)
チケット購入:https://l-tike.com/st1/mga_wm-general/sitetop
<福岡会場>
会場:ONE FUKUOKA CONFERENCE HALL
日程:2026年2月7日(土)~2月21日(土)
<大阪会場>
会場:VS.(グラングリーン大阪内)
日程:2026年3月2日(月)~3月31日(火)
※開催時間は会場ごとに異なります。
※各会場ごとに展示内容が一部異なる場合があります。
※鑑賞目安時間は約60分。
#MGA_WM行った
#MGA_WM
#MrsGREENAPPLE
本展は、デビュー以来の10年間で大森元貴とMrs. GREEN APPLEが生み出してきた楽曲やライブの世界観、その裏側にある制作プロセスを、ドキュメンタリーとエンタテインメントが溶け合う形で追体験できる場です。会場へ足を踏み入れた瞬間、来場者は“音楽が生まれる前の気配”から最新のステージ表現までをつなぐ、ひと続きのストーリーの中へ静かに誘われていきます。
“創造の軌跡”をひと続きの物語として歩く
会場に足を踏み入れると、まず暗がりに浮かぶ一台の机が出迎えます。描きかけの地図に向かう気配、ペンの走る音、かすかに生まれ始める旋律──。
音楽がまだ言葉にも形にもなっていない“前夜”のような瞬間を、ひそやかに追体験する冒頭です。
そこから続く空間は、まるで大森の創造の軌跡を編み直すように連なっていきます。レコーディングスタジオを再現したシアターでは、3人の自然体なやりとりや「ライラック」の新たなアレンジ風景が日替わりで映し出され、楽曲が立ち上がるプロセスそのものに触れることができます。続く展示では、ダンスパフォーマンスに挑戦した「ダンスホール」の世界が光と音の演出とともに広がり、タキシード姿の3人とミラーボールが、楽曲の持つ高揚感を視覚的にも体感させてくれます。
テクノロジーとイマジネーションを掛け合わせた“QUE SERA SERA GARDEN”では、音源データからAIが導き出した映像、リズムが変換された振動、歌詞から生成された香りなど、「ケセラセラ」をさまざまな感覚から味わう試みが展開されます。音楽の“聴き方”そのものを拡張するようなエリアです。
やがて深い青に沈む“海の世界”へと誘われ、『DOME LIVE 2023 “Atlantis”』で着用された衣装が、まるで水中に漂う遺構のように展示されます。足元には泡のような仕掛けが忍ばされ、触れることで特別な演出が立ち上がる場面も。
さらに、ストーリーラインを持つライブの最新作『DOME TOUR 2025 “BABEL no TOH”』の世界を再構成したエリアでは、巨大な飛び出す絵本の像にプロジェクションマッピングが重ねられ、“動く物語”としてバベルの世界が出現します。
大森元貴の楽曲制作は、ときにミュージックビデオのビジュアルイメージから始まるといいます。その発想を立体化した空間では、巨大な船に乗り込むような感覚で4つのミュージックビデオの世界に没入。四方に広がる映像と音が、心象風景の中を航海するような体験を生み出しています。
終盤のアーカイブエリアでは、楽曲、歌詞、ジャケット、ミュージックビデオ、ライブ構成に至るまで、この10年で積み上げてきたクリエイションが一堂に集結。原案となったスケッチや打ち合わせのメモ、制作資料なども並び、完成された作品の裏側にある試行錯誤や躍動する思考の痕跡が、密度高く伝わってきます。
展示のラストでは、来場者は再び“地図”と対面します。最初の部屋にあった地図と響き合うそのモチーフは、旅の始まりと終わりがゆるやかにつながっていることを示す仕掛けでもあり、「Wonder Museum」という名を持つこの展覧会全体が、一冊の大きな物語として構成されていることを静かに語りかけてきます。
“10年の創造”が照らす、その先へ
『Wonder Museum』は、Mrs. GREEN APPLEの歩んできた10年を振り返るアーカイブであると同時に、これからの表現の可能性を照らす“創造のプラットフォーム”のような展覧会でもあります。ライブや映像作品を通じて親しんできた楽曲の数々が、会場の中で別の表情を見せるとき、私たち自身の記憶や感情もまた、新しい形で呼び覚まされていきます。
イマジネーションが生まれる瞬間、仲間と音を重ねる時間、物語を宿したライブの世界、そしてそのすべてを支える膨大な制作のプロセス──。Mrs. GREEN APPLEが10年かけて磨いてきたクリエイティビティを、ひとつの“旅”として体感することができる本展は、ファンはもちろん、表現の裏側に興味を持つすべての人に開かれたミュージアムと言えるでしょう。
展覧会はこのあと、福岡・大阪へと巡回予定。音楽と物語とテクノロジーが交差する“Wonder Museum”の旅は、まだ続いていきます。
【INFORMATION】
<東京会場>
会場:TOKYO NODE GALLERY A/B/C(虎ノ門ヒルズ ステーションタワー45F)
日程:2025年12月6日(土)~2026年1月9日(金)
時間:9:00~22:00(最終入場21:00)
チケット購入:https://l-tike.com/st1/mga_wm-general/sitetop
<福岡会場>
会場:ONE FUKUOKA CONFERENCE HALL
日程:2026年2月7日(土)~2月21日(土)
<大阪会場>
会場:VS.(グラングリーン大阪内)
日程:2026年3月2日(月)~3月31日(火)
※開催時間は会場ごとに異なります。
※各会場ごとに展示内容が一部異なる場合があります。
※鑑賞目安時間は約60分。
#MGA_WM行った
#MGA_WM
#MrsGREENAPPLE