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花より団子―桜の季節に楽しみたい、東京だんご10選

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今年も桜の季節がやってきました。

毎年春になると、日本全国が桜色に染まります。公園には色とりどりのシートが広がり、人々は花の下に集まってお酒や食べ物を楽しみます。最近では、部屋に桜の枝を飾って食事を楽しむ人たちも増えています。これが「花見」、日本の春を代表する文化です。

しかし花見の場で、桜と同じくらい、あるいはそれ以上に人々の心をつかむものがあります。それが日本の和菓子「だんご」です。

花より団子―桜の季節に楽しみたい、東京だんご10選
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1. 「花より団子」
「花より団子(はなよりだんご)」とは、日本語のことわざです。
美しい桜の花を愛でることよりも、食べることのほうが大切だ、という意味で使われます。

もともとは、風流や美よりも実利を優先する人を、少し皮肉を込めて表す言葉でした。しかし今では、「理想より現実」「精神より物質」というニュアンスで日常的に使われる表現として広く定着しています。

花見の場でこのことわざが特によく使われるのには理由があります。花見は本来、桜の美しさを愛でる文化的な行事です。ところが実際の花見の場では、お弁当、おつまみ、そしてだんごが欠かせない存在になっています。「桜を見に来たはずが、気づけば食べてばかり」、そんな状況を笑い飛ばすユーモアが、このことわざには込められています。

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2. ​​団子(だんご)とは?
では団子とはそもそもどういった和菓子なのでしょうか。


だんごは、日本の伝統的な和菓子のひとつです。米粉(主に上新粉やもち粉)を水と混ぜてこね、丸めて茹でるか蒸して作られます。通常は3〜5個ほどが串に刺さった状態で提供され、食べやすく見た目も愛らしい一品です。

その歴史は古く、少なくとも平安時代にまでさかのぼると言われています。もともとは神様へのお供え物として作られたとされており、お月見や祭礼など季節の行事とも深く結びついてきました。だんごの種類は豊富で、地域や季節によってさまざまなバリエーションがあります。代表的なものをいくつかご紹介しましょう。

みたらし団子 醤油ベースの甘辛いタレをかけた定番中の定番。
香ばしく焼かれた表面と、とろりとしたタレの組み合わせがたまりません。

花見団子 ピンク・白・緑の三色が特徴的なだんごで、桜の季節のシンボル的存在です。それぞれの色が春・雪・新緑を表すとも言われています。

あん団子 こしあんや粒あんをまとわせたもの。甘さとやわらかい食感が楽しめます。

草団子(よもぎ団子) よもぎを生地に練り込んだ、春らしい緑色のだんごです。独特のほろ苦さと香りが特徴で、あんこと合わせることが多いです。

作り方はシンプルながら、職人が手がけるだんごはその食感や風味に圧倒的な差が出ます。
もちもちとした弾力、ほどよい甘さ、そして香ばしい焼き目、ひとくち食べれば、なぜ「花よりだんご」と言われるのか、きっとわかるはずです。

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3. 花見とだんごの切っても切れない関係
花見の文化は、奈良時代の貴族が梅の花を愛でたことが起源と言われており、平安時代になって桜が主役になったとされています。江戸時代になると、花見は庶民の間にも広まり、弁当や酒を携えて桜の木の下に集まるスタイルが定着しました。この頃から、だんごは花見の定番フードとして親しまれるようになったと言われています。

現代の花見においても、だんごは春の風物詩として欠かせない存在です。老舗の和菓子店や専門店が丹精込めて作るだんごを求めて、わざわざ足を運ぶ人も少なくありません。

桜を見ながらだんごを食べる。それこそが、「花より団子」という言葉が今もなお愛され続ける理由なのかもしれません。


4. 東京で買えるだんご10選

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1. 新宿追分だんご本舗
新宿三丁目/みたらし
室町時代に起源をもつ「追分だんご」の味を現代に受け継ぐ名店。特製甘辛タレのみたらしは絶妙な食感と深みのある味わいが人気です。

2. 言問団子
墨田区向島/だんご(小豆・白・味噌餡)
江戸時代末期創業の老舗。串に刺さっていない独特のスタイルで、3種の味が箱に分かれて収められています。

3. 高木屋老舗
葛飾区柴又/草だんご
明治元年創業、名作映画『男はつらいよ』の舞台・柴又帝釈天参道の老舗。添加物不使用で仕上げる草だんごは、よもぎの香りとあんこの甘さが絶妙です。

4. 仙太郎(伊勢丹新宿店)
新宿/花とだんご
京都発祥の老舗が手がける、ういろう生地ならではのもっちりとした食感が特徴の団子。桜の季節には白(桜花のせ)・抹茶・きな粉の三色花見だんごが並びます。
2026年4月16日までの期間限定です。

5. ふるや古賀音庵
渋谷区幡ヶ谷/古賀音だんご(黒胡麻和三盆)
だんごが見えないほどたっぷりのすり胡麻と、上品な和三盆の甘みが合わさったここでしか味わえない一品です。

6. 榮太樓總本鋪(銀座三越店)
中央区銀座/繁盛団子 天冨良
江戸の老舗。高級天ぷら料亭の揚げ玉をのせた銀座三越限定品で、天丼を思わせる斬新な味わいが特徴です。

7. 京橋 桃六
中央区京橋/桃太郎だんご(しょうゆ)
毎朝杵と臼で搗いた生地に老舗醤油店の生醤油を塗って焼き上げた、香ばしさが格別の一本です。

8. 羽二重団子
荒川区東日暮里/焼き団子・餡団子
1819年創業、きめ細かな生地が絹織物「羽二重」に例えられたことが店名の由来。日本を代表する文豪や俳人たちにも愛された歴史ある味です。

9. 楚々
渋谷区代官山/桜あんだんご・くるみ味噌・抹茶クッキー
モダンなだんご専門店。
春には桜の葉を忍ばせた桜あんだんごも登場。現代風にアレンジしただんごで見た目も華やか、様々な味が楽しめます。

10. ひいらぎ(HIIRAGI GINZA)
中央区銀座/沈む、みたらし団子。
GINZA SIXそばの話題の和菓子カフェ。とろとろの生地をスプーンですくって食べる新感覚のカップみたらしは、日本人のみならず海外からの観光客にも人気です。

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